もったいない。


庭師さんが来て、台風で壊れた庭の垣根を直してくれてるよ。三年前、この垣根を作る時、プラスチック製にしようか迷ったけど、本物の竹にしてよかったよ。青竹の時はもちろんだけど、古くなっても、それなりに味があっていいもんだよ。でも、今では日本製の竹は、ほとんど売ってないんだってさ。人件費がかかりすぎて、高くて買えないんだって。オイラの家で使ってる杉の木もそうさ。木自体は安くても、使えるようにするまでの経費が高いんだ。だから、日本にあっても使われず、輸入に頼っちゃうんだって。もったいない話だよね。でも、その輸入も、日本みたいに規制の厳しい国は敬遠され、物が入りにくくなってるって言ってたよ。いつまでも、日本は「お得意様」って時代じゃないんだよね。せっかく、気候的にも恵まれてるんだし・・自分の国に有る物を使わないなんてもったいないよね。それよりオイラ、今日一日、庭師さんを見張ってて疲れたよ〜!