*1303566425*弘法さん
旧暦の3月21日は弘法太子の命日だ。オイラの町ではお寺など所々に弘法太子が祭ってあって、檀家の人や部落の人達がお菓子などをお供えするんだ。そして子供たちがお賽銭[一円玉やお米だったりする]を持ってお参りに行くと、お下がりとしてそれらを振舞ってくれるんだ。いつ頃から始まったのか知らないけど、おとんやおかんは小学生の頃自転車で町内を走りお菓子を集めまくった事を覚えている。未だに子供たちの楽しみの一つとして受け継がれているのはすごいと思う。それなのに今日は朝から生憎の雨だった。それでも、土曜日で学校が休みとあって親子連れが車などで走り回っていた。弘法さんの世話方であるおとんはjyukaと母ちゃんを車に乗せて近くの弘法さんをいくつか周って来た。孫とお嫁さんと一緒に行けるなんて幸せ者だと感謝しなくっちゃね。その後、またyukiとjyuka、母ちゃんとでおとんのいる公民館にお菓子を貰いに行った。皆、jyukaを出しに使うけど、jyukaの食べれるお菓子は花せんべい一種類だけだ。mikuも弘法さんに行けなくて残念がっていた。我家は皆、弘法さんが大好きらしい。でも、こうして代々引き継がれていることが地域には沢山あるし、家族は引継ぎ、思い出を積み上げながら暮らしてきたんだ。それなのに、住み慣れた地域を出て行かなくてはならない人達がいるなんて、本当に気の毒な事だと思う。少しでも早く、元の生活に戻れますように・・・
☆「何をモタモタしとるんだ!」と叱り付けるチョッパー