迷い犬


風が強くて寒い一日だった。昨日まで鳴いていた蛙も寒いのか、今日は形を潜めている。夕方、近所のおばちゃんが年を取った黒ラブを連れて来た。どうやら、迷い犬のようだ。あちこち歩き回っているオイラ達なら何所のワンコかわかるのではないかと思われたらしいが、残念ながら見たことのないワンコだった。旧役場に連絡したら、明日引き取りに来てくれるらしいが、飼い主の方からの連絡があることを切に願っているよ。広報用の放送で流してくれないかな〜。寒い中、どうしているのか心配したおかんが、そこのお宅を訪ねたら、玄関の土間に敷物をしいてもらって、体に毛布まで掛けてもらって寝ていたそうだ。おばちゃんの優しさを感じ、『ここのお宅で飼われたら幸せだろうな〜、縁があったのでは?』な〜んて思ってしまったよ。人懐こくてとてもいい子の迷い犬の飼い主さんが見つかる事を祈っているよ。