*1312981069*お数珠
今朝、爺ちゃんの三七日目のおつとめがあった。おかんは住職に白と赤の珊瑚のお数珠を持っているけどどう使い分けたらいいのか訊ねた。以前『初七日の法要から色のお数珠でいい』と聞いたことがあるが、それが正しいのか疑問だったんだ。住職が言われるには、本当は決まりなんてなく、数珠を置くお店の都合から始まったのでは・・とのこと。納得!元々数珠は持っているだけで魔よけ、厄除けになり福を授かるらしい。正式には人間の煩悩の数である108の珠が二重になり房や飾り玉が付くらしい。おかん達は、25年前大爺ちゃんが亡くなった時に『百万遍』といって、爺ちゃんを囲んで大きな数珠をお参りの人達と夜が更けるまで廻したことを思い出した。あの頃はそんな余裕があったんだね、としみじみ思ったよ。何もかもスピーディになって、人間の心まで薄っぺらになってないだろうか?とちょっぴり反省して欲しいもんだよ。おとんが使っている数珠は、その爺ちゃんが戦地で拾って持って来た菩提樹の実で作った物なんだ。この数珠を持っていると『無量の福、最勝の益を得る』筈なんだけど・・・・?ともあれ、大爺ちゃんの思いの篭った数珠だから大切にしなくてはね。
☆濡れた体を乾かすチョッパー